道端の鳩

突然の鳩のフン

ソフトバンク版iPhone5の料金のよく分からんところをまとめた

iPhone5の料金プランがマジで分からん。

ソフトバンクの話ね。

なにやらiPhone5発売直前からプランが錯綜しているようで、なにがなんだか全然分からん。自分はiPhone5買う気はないから尚更だ。

しかしこれからLTE対応のスマートフォンも増えていくだろうし、ここでちょっと把握してみようと頑張ってみた。

書いたらずいぶん長くなったので時間がない人は下の方だけ見ればいいと思うよ。

 

まずぱっと見これが分からない。

パケット定額 for 4G LTE

パケットし放題フラット for 4G LTE

パケットし放題 for 4G LTE

名前を見てこれらのなにが違うのかさっぱり分からない。

なので、まず料金を見てみる。

 

パケット定額 for 4G LTE → 5460円/月 固定

・パケットし放題フラット for 4G LTE → 5985円/月 固定

・パケットし放題 for 4G LTE → 2100~6510円/月

 

つまり「パケットし放題 for 4G LTE」は2段階定額のプランのようだ。なるほど、「パケットし放題フラット for 4G LTE」に対してフラットが名前に付いてないからフラットじゃないプランと考えればいいみたい。

そして「パケット定額 for 4G LTE」と「パケットし放題フラット for 4G LTE」は同じく固定料金である。だが金額が違う。確かにこの2つの名前を見てどちらも固定料金だろうということには想像がいくが、サービスの差異がこれらの名前から全く読み取れない。ゴミのような命名である。

 

けなしてても中身は分からないのでこの2つの何が違うのか見ていこう。

 

パケット定額 for 4G LTE

通信速度の規制はない(ように見える)

テザリングができない

 

・パケットし放題フラット for 4G LTE

月7GB以上すると速度制限がかかり、上下128kbpsになる

2625円加算することで更に2GB分を速度制限解除できる

テザリングができる

 

良心的に解釈すると、「テザリングには525円多く払ってもらって」、「必然的に通信量が多くなるから7GBで制限するよ」ということらしい。

 

ところでこの表を見てほしい。(2012/09/25現在これが最新)

f:id:argos_m1111:20120925040927p:plain

http://mb.softbank.jp/mb/information/details/101112.html

 

>通信品質およびネットワーク利用の公平性確保のために、パケット定額サービスに加入し一定期間に大量の通信をご利用される一部のお客さまに対して、通信速度の制御を実施する場合があります。なお、通信の切断は行いません。

 

なるほど、あんまりバカスカ流す奴には「制御」を行う、と。「切断」ではないらしい。

それでその内容はというと、

パケット定額 for 4G LTE

 「前々月の月間パケット通信が1,000万パケット(約1.2Gバイト)以上」

 の場合、

 「当月1ヶ月間」の制御。

 

・パケットし放題フラット for 4G LTE

 「直近3日間 (当日は含まない) のパケット通信量が839万パケット(約1Gバイト)以上」

 の場合、

 「当日6時~翌日6時」の制御。

 

・制御 … 通信速度の制御や各種ファイルの最適化

 

だそうだ。

パケットし放題フラット for 4G LTEの方はまあ納得できる。月に7GB分通信したとしても、平均して233MB/日ということになるからそれよりもあまりに多く流すなら制御するよ、ということだ。それでも制御されるのは1日分だし。

しかし、パケット定額 for 4G LTEの方だと月に1.2GB通信すると翌々月まるまる「制御」……

制御なんて怖くないぜと流しまくればその月と翌月は10GBだろうが100GBだろうが制御なしで流せるということらしいが(ホントか?)、その代わり3ヶ月目と4ヶ月目は「制御」を食らってしまう。

まあ普通に考えて制御なんてされたくないので、そうすると一日に平均して流せる通信量は40MBとなってしまう。

 

ちなみに、鈴の音情報局blogさんによると上記の表には現在やや間違いがあるらしく、

「パケットし放題フラット」「パケットし放題フラット for スマートフォン」の2つについては直近3日間の通信量で判断されるようだ。

 

では最初に挙げた3つのプランの違いをまとめてみよう。

 

パケット定額 for 4G LTE

月額:5460円

テザリング:不可

制御:月1.2GB以上流すと翌々月分制御

 

・パケットし放題フラット for 4G LTE

月額:5985円

テザリング:

制限:月7GB以上流すとその月は月末まで上下128kbpsに制限。2625円払うことで2GB分解放

制御:直近3日間で1GB以上流すと翌日制御

(「制限」は速度制限のみ、「制御」は「通信速度の制御や各種ファイルの最適化」なので分けた)

 

・パケットし放題 for 4G LTE

月額:2100~6510円

テザリング:不可

制限:パケットし放題フラット for 4G LTEと同じ

制御:直近3日間で1GB以上流すと翌日制御

 

ということだ。

パケット定額 for 4G LTEの制御はマジあほらしいので、テザリングを使いたい人や、あるいはそうでない人でもパケットし放題フラット for 4G LTEの方を契約するのが正解なのではないだろうか。

しかし、ソフトバンクとしてはトラフィックを増やしたくないからこそ、当初auが料金を発表する直前まではテザリングをさせないという方針だったと思うのだが……

これでは結果的にテザリングを推進することになってしまいそうだ。

 

 

 

追伸1

これも記事内に詳しく書こうと思ったがだいぶ長くなったので端折る。テザリングオプションを申し込む(つまりパケットし放題フラット for 4G LTEにする)と基本料無料のキャンペーンが適用できないという罠がある、とiPhone5発売直前に話題になったが、それはなくなったらしい。

 

追伸2

パケット定額 for 4G LTEの制御の形態上、あれが文言通りならば1,2ヶ月目は制御にかからず何GBでも流し放題、3,4ヶ月目は制御でほぼ流せない、ということになる。つまりこれを2回線契約すれば2ヶ月スパンで回すことで制御回避が可能ということだ。

そして仮の話だが、iPhone5が脱獄され、なんらかの形でパケット定額 for 4G LTEでも料金そのままでテザリング可能となったとすると月額5460円*2 = 10920円で制限なしのLTE無双が可能になったり……とは言ってもSB網だけど。まあ取らぬ狸のなんとやらである。

(1台割賦養分して1台一括で買って売れば1台分の月々割がついて8780円/月になるな)

(あくまでパケット定額サービスのみの額なのでこれに基本料とか諸々つく)

 

au版iPhone5のプランもあとで勉強しとこう。