道端の鳩

突然の鳩のフン

映画まどかマギカ叛逆の物語 初見考察(もろネタバレ)

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とりあえずあらすじを追ってみる。

時間軸はアルティメットまどかが宇宙の法則を変えて、魔女退治を魔獣退治に置き換えた後。
しかしなぜだか円環の理に導かれたはずのさやかやベベや神まどかがほむほむとマミさんとあんこと一緒にメルヘンチックにナイトメア退治をしてる。
そこでほむほむがなにか気付く。

ほむ「なにかおかしい」
ほむ「べべお前が犯人だ」
さやか「魔女だったからって決めつけはよせよ」
ほむ「なんで魔女知ってるんだお前」

ほむ「分かった。犯人私だ」
QB「やっとかよ」
ほむ「シャベッタアアアアア」
ほむ「で、なんで私魔女化してるの」
QB「魔女見たことなかったから実験で作ろうかと。外部にソウルジェムが出ていけないようにして円環の理が連れていけなくしてみた」
ほむ「そんなことしてどうするの」
QB「円環の理も観測できれば支配できるはず」
ほむ「そんなことさせない。まどかの覚悟を無駄にできない。だったらこの魔女空間で永遠に自分を呪うわ」
QB「ワケがわからないよ」
さやか・べべ「全部ばれたし魔女になる前に回収しよう」
まどか「なんのことだっけ」

さやか「無事に魔女空間もQBの遮断フィールドも壊せた」
まどか「あーそういやホムラチャン助けるんだったね。おいでホムラチャン」

ほむ「捕まえた」
まどか「ファッ!?」
ほむ「もう二度と離さない。皆私の世界に閉じ込める」
QB「ワケがわからないよ」

大体こんな話だったはず。こうやって見てみると分からない点がいくつかある。
まずべべ。お前何なの。アルティメットまどかの法則に置いて円環の理に導かれた魔法少女は神の下で天使のような役割を果たすようなので、まどかとさやかと仲が良いところまでは分かるんだけど、マミさんと仲良くできる理由が見当たらない。まあ本人たちは食った記憶も食われた記憶もないはずなんだけど、それでもわざわざベベを出した理由が物語としてミスリードを誘う役割くらいしか見いだせない。
次にさやか。なんかスタンド使いになってたね。まどかはほむほむの魔女空間に入った際に任務を忘れたのに、なんでこいつ(とベベ)は覚えていたのか。
で、一番の疑問はほむほむの心情。想像できなくはないんだけど、あなた結局最初の自分の結界の中で皆でメルヘンしてるのが楽しくてやめたくなかったのよね。さやかも現状維持に賛成だったしまどかは忘れてたし、現状維持で良かったんじゃないの?その辺の心理描写が一度見ただけでは追いきれなかった。

こうして物語はヤンデレルートで終わるわけだけど、ほむほむの悪魔結界に囚われなかったまどかのアルティメット部分がこの後どう動くのか見物だよね。人間味を失った機械的な神まどかvs人間味溢れる悪魔ほむほむの頂上決戦になるのだろうか。物語の最後でほむほむにボコられてたQBは果たして漁夫の利を得られるのか。