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道端の鳩

突然の鳩のフン

コミケもいいけどこの夏は国立新美術館に行け!

Japanese Culture

X-T1 XF16mmF1.4 R WR / 16mm, F1.4 ISO200 1/210秒

 

 初めに、非常に気持ち悪いことを言うのだが、僕は美術館で涙が出たという経験はこれが初めてであった。

 

 六本木は国立新美術館において、今年の6月24日から8月31日まで『ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展』というものを開催している。正直に言って僕は新美術館に行くまでその存在も知らず、富士フイルムのX-T1を借りに行く道すがら「あー新美術館ってこの辺にあるんだーせっかくだし写真撮りに行ってみっかー」くらいのノリで新美術館に行き、こんなのぼりを見つけたため興味本位で入ってみたのである。

 それでも、国立の美術館でアニメとかゲームとかさ、どうせドラえもんとかコナンとか、良くてワンピースとかナルトとかハルヒでしょ?クールジャパンでしょ?鳩知ってるよ。これくらいのノリであった。

 中に入るとまず1989年から2015年までのマンガとアニメとゲームの歴史・系譜が、当時の世界の出来事とともに一覧にされ壁一面に大きく並んでいた。どういうタイトルが並んでいたと思う?ワンピース?多分あった。ナルトは間違いなくあった(取ったメモに残ってる)。それらより僕の目に飛び込んだのはToHeartであるとか、月姫であるとか、Fateであるとか、Airであるとか、近年では艦これであるとか、刀剣乱舞であるとか。どうやらここは僕の思っていたような展示会ではない。僕の知っている『外面の良い日本のマンガ・アニメ・ゲーム』ではなく、『僕の知っている日本のマンガ・アニメ・ゲーム』の展示会がマジでギーロッポンにある国立の美術館で行われてしまったらしい。だってこういうの、ちょっと前まではイコールオタクイコールキモいイコール臭いから蓋をする、くらいの扱われ方だったと僕の感覚では思うのだ。それがこうやって国立の美術館で展示されるようになったのだ。確かに近年、秋葉原や池袋を中心としたこういったサブカルチャーが認知されつつあり、ニコニコ動画などのインターネットの情報拡散によってカルチャーのメインストリームに上りつつあるという感触はあったけれども、こういった形で客観的にそうであるというのを見て僕は、ある種の承認欲なのかもしれないが、自分の好きだった、そして今現在も好きであるものが大衆に認められることに目頭が熱くなるものを抑えきれなかったのである。

 それはもう夢中に全ての展示物を見た。まず一度夢中に見た。次に初めに戻ってGalaxy Note3を取り出し、手書きで必死にメモを取った。最後に見残したところがないかひと通り確認し、満足してこの展示会を出た。多分2時間くらいはいたと思う。Note3のSノートでメモを取っていたのだけれど、こんな風に意外とガンガン書けるし、ストレスなく書いてたら23ページも書いていた。文字が汚いのはご愛嬌。

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 中は8章に分かれていて、上で紹介したマンガ・アニメ・ゲームの歴史一覧は最初の第1章だ。他の章のタイトルは、例えば『テクノロジーが描く「リアリティー」 ─ 作品世界と視覚表現』、『出会う、集まる ─ 「場」としてのゲーム』、『作り手の「手業」』などだ。僕がメモに取った23ページの解説をここに書き出すとキリがないので全ては書かない。

 この記事を読んだ諸君らが知っている、諸君らの好きな作品はおそらくこの展示会の中でほぼ触れられているのではないかと思う。ただ、孤独のグルメが展示になかったことだけはとりあえず付記しておこう。

 客層としてはやはり一番多いのは10代と20代だったが、他にも外人はかなり多く見受けられたし、親子連れで作品を見て楽しんでいるような人たちもいた。なによりも、やはり国立の美術館にこれだけ若者が多く来訪し、楽しそうに見ているというのは活気が良くていいことだと思う。

 

 そんなわけで、明日はコミケ3日目で僕も参戦するのでコミケ戦士の皆様方に置かれてはまず休憩、そして睡眠と水分塩分補給を怠ることなく明日を乗り越えてほしいところであるが、それが終わったら是非とも六本木に行ってみてほしい。我々の文化をどのように国が紹介しているか、その目で確かめてみてほしい。

 

ーー追記ーー

企画展の公式ページはこちら。

国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

 

忙しくて行かれないという方には、まとめた本もありまぁす!僕は現場で即買いでしたね。200ページくらいあるとかツイッターで言いましたが嘘でした。375ページあります。

 

ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989

ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989