道端の鳩

突然の鳩のフン

金縛りにあった話と結果として足フェチになってた話

 人生2回目の金縛りにあった。起きたら足フェチになってた。

 

 数日前にベッドで昼寝をしてたんですな。その時に夢を見た。夢の中の話だから支離滅裂なのは容赦してほしいけど、彼女さんから右足だけを数日間拝借して、右足と手をつないでお風呂に入ったり足の裏をくんくんしたりしてた。で、そろそろ時間だから右足を返して縫合しないといけないなあ、と夢の中で思ったのである。現実時間でもそろそろ起きなければいけない時間だったから、多分夢の中でも足を返すことで現実に戻ろうとしたのだろう。

 そこで薄目を開けて壁掛時計の時間を確認したまではいいのだけど、体勢は仰向け。右腕を天井に向けて伸ばして伸びをしようとした、少なくとも身体の感覚ではしてたのだけど、その腕が視野に映らない。あれあれ、なんでだ?と混乱しながら頭の左側にあったスマートフォンを右腕で掴む(少なくとも感覚上では)もやはり視覚には映らず、しかし左肩にはスマホを掴んで肩に落としたようなフィードバックがある。ならば身体をうつ伏せに反転させて起こしてはどうかと、左回りに反転させた(少なくとも視覚上では)のだけど、いまいちよく分からない。

 そんなこんなで体感上しばらくもがいてたら身体がベッドに対して横の状態で完全に覚醒し、金縛り(っぽいもの)にあっていたことにそこで気づいてどっと疲れたのであった。

 まあ金縛りについてはその細かい内容自体についてはどうでもいいのだけど、後から面白いと思ったのは、僕が以前あった人生初の金縛りとは少し形式が違ったこと。初めての金縛りの時は本当にいわゆる金縛りで、目は動くけど身体はてんで動かない。てんで動かないながらなんとか動かしてソファから落ちることでやっと覚醒するというもの、つまり「脳は起きてるけど身体は寝てる」状態だったけれど、今回はどこまでが現実だったのかがいまいち分からない。薄目で時間を確認してから、覚醒して時間を再度確かめると分針が5分進んでいたので薄目で見た時間はおそらく間違いないだろうけど、そこから先が、①全部夢、②目は閉じながら身体は実際に動いてて、脳内で腕のない映像を作ってた、③目は開いてて、身体は動かしてないけど動かす感覚の幻影だけがあった、このいずれかだったのではないかなあとは思うけど、当時の自分の様子を録画していたわけではないので真実は不明。一応当時起きた直後の自分のツイートを参照してみると

 うむ、気持ち悪いな。気持ち悪いけど大体このふたつのツイートでまあそんな状況だったんだねというのはご理解いただけたかと思う。

 しかしまあ、起きてびっくりしたのはまず僕は足フェチではなかったぞということと、足をもらってたからか因果応報のように自分の腕が見えなくなったこと。そして起きてからも残っていた足の生々しさ。僕、そんなに足好きだったっけ、ん、いや、んー、良い足(脚)だなあと画像やアニメやリアルを見ながら思うようになってしまっているので、どうやらフェチというのはある日突然開花するものらしい。皆さんもある日突然開花するかもしれないので気をつけてください。あと良い足(脚)の画像とかあったらください。では。

 

 

(注:「フェチ」は厳密には無生物に対して用いるものというツッコミはなしで)